おいしいごはんが食べたい。おなかがいっぱいになるまで食べたい。
安くおいしくたくさんご飯をたべるにはどうしたらいいんだ…?
そんな食い意地を張っていたら、いつの間にか1カ月の食費を
15,000円で過ごせるようになっていました。
最近友だちから食費安すぎない?!どうやってるの?!とびっくりされたので
これやって15,000円で済んでるよ!というのをまとめてみようと思います。
✓食費節約に必要な事前準備・意識・計画・実行の方法が分かる
長くなるので結論を先に書きます。いっぱい読むのがめんどくさい人は結論だけでOK。
基本はこれで15,000円に収まります。
・買い物に行く回数は多くても週1回にする。
・自分にとって譲れないコア食材を決める。
・15,000÷5=3,000円を1回の買い物予算とする。
・3,000円は米/調味料を買う。
・12,000円はコア食材+補充食材を買う。
・買った食材は腐らせない、無駄にしない。
物価急上昇中の昨今。みなさんの家計を手助けできれば幸いです。
ではいってみよう!
前提条件
今回紹介する15,000円はこの条件で成り立っています!
- 15,000円は1月あたりの1人分の予算とする
- 一汁三菜は無理でも、炭水化物/たんぱく質/野菜 を取り入れた食事をする
- 体調が悪いときの緊急用レトルト食材類は計算外
15,000円は1月あたりの1人分の予算とする
これは単純に私が単身だからなので、もし家族がいらっしゃる方がこの記事を見てくださっている場合は15,000円×人数で考えてみてください。
炭水化物/たんぱく質/野菜 を取り入れた食事をする
平日はフルタイム+残業で仕事をしているので食事は必ず一汁三菜、インスタ映えの彩りも忘れない!なんて自炊は現実難しい。ほんとに、無理、気力がもたないw
せめて体調を崩さないようにバランスの良い食事をしよう!という思いから、
普段から意識しているのは炭水化物/たんぱく質/野菜を取り入れること。
何品目も作らないでもおいしく栄養が取れればいいんじゃ!という気持ちで料理をしています。
体調が悪いときの緊急用レトルト食材類は計算外
体調不良の時、こういう場合に備えたレトルトのおかゆや経口補水液なんかの緊急ストックは食費の計算に入れていません。
ちなみにこれらは、私の場合家計簿をつけるとき日用品の項目で事前に決めたストックが減った時だけ元気な内に買い足しています。
事前準備
まずこの食費節約作戦には使えると便利なツールがあります。絶対必要ではないけれど、もしタイミングが合えば、まずはそこから揃えましょう。
急がば回れ。
1.冷凍庫が大きい冷蔵庫を買う
あとから出てくる食材を無駄にしないというミッションを達成するために冷凍庫が大きな冷蔵庫を買いましょう。とはいっても単身なのにファミリー用を買う必要はありませんし、今あるものを捨てる必要もありません。今お家にあるものを優先で使ってください。
ちなみに実際に私が使っているのがこちら。2段構造の46L冷凍室が付いています。これだけあれば十分です。
2.ジップロック/サランラップを買う
サランラップは使いやすいものを。ジップロックは100均の安いのでかまいません。
サイズがSMLあるならMだけあればよいです。参考までに私が使っているサイズはこれ↓
意識
食費を節約するのにあたって、大切な考え方が4つあります。
- やりくりを楽しむ
- 最初から成功させようとしない
- 健康を損ねない
- 買い物はまとめ買いに変える
今まで1カ月3-4万で食事をしていた人が、いきなり半分以下に金額を抑えようとするとギャップが大きすぎてきつく感じます。
最初から15,000円を目指すのではなく、まずはご自身が使っている金額から少しでも少なくできたら喜ぶこと、また、節約を目標にしすぎて健康を損ねることがないよう注意をすることも大切です。
そして、最も大切なのは④買い物はまとめ買いに変えること。
毎日買い物に行くと何かしらの特売やデザートコーナーの新商品、誘惑にやられていらないものを買ってしまう確率が上がります。買い物は最低でも週1回にまとめて行うようにしましょう。
計画
さて!それでは計画を始めましょう。ここからは少し長くなりますが1つ1つ丁寧に説明していきたいと思います!ついてきてくださいね!
1. 予算を分割する
1カ月の食費15,000円を5分割します。
週1回×4週で3,000円×4回=12,000円分のお買い物をします。
残りの3,000円は、米/パン/パスタ/調味料を買うのに使います。
米に関してはブランド米を買うのは諦めてください。
1人暮らしならパン/パスタも併用することを考えると5kgの米があれば十分です。
5kg 2,000円の米を狙いましょう。
調味料は家に全くない状態から買うと最初は高くつきますが、その後は不足分を買い足すだけなのでそこまで値段はかかりません。
では、残りの3,000円×4回をどのように使えばよいでしょうか?
2.自分の1食分の胃袋許容量を知る
3,000円×4回は何を、どの程度の量を買えばいいでしょうか?これはその人が1食何を、どの程度食べたいかによります。自分が1回の食事でいつも何をどのくらい食べているか?を考えてみましょう。
例えばmomoの場合…
米は茶碗1杯(150gくらい)
野菜が大皿半分山盛りなら鶏むね肉は1/2くらいかな。
鶏むねなかったら納豆1パックは食べたい。
と、こんな具合です。細かく考える必要はないのでなんとなく1食大体なにをどのくらい食べてるかな~?と思い出して自分の胃袋の大きさを把握しておくと次のステップに進みやすいです。
3.レギュラーで絶対買いたいものを決める
さっき思い出した1食分、もう一度頭に思い浮かべてください。いつも大体似たようなものを食べていないでしょうか。おそらく食事パターンがきまってきていると思います。
毎食ほぼ食べるなあ、というものを見つけ出し、これを毎回の買い物で必ず買うレギュラー食材とします。
選抜ができたら、1週間にどのくらいの量を買えばいいか書き出しましょう。ここも正確な量ではなくざっくりで大丈夫です。
(例)momoの場合!
大体の食事パターンは…
朝: 炭水化物+納豆
昼: 炭水化物+なんかの肉でメイン+果物
晩: 炭水化物+豆腐+鶏むね肉メイン+野菜+(調子が良ければ納豆)
買い物レギュラーは…
・納豆(2pc/日)
・豆腐(150g/日)
・鶏むね肉(1枚/日)
・野菜(最低1種類/食)
買い物へ行くのが週1回なら、1回の買い物で買う量は…
・納豆:3pcセットを5個
・豆腐:3pcセットを2個
・鶏むね肉:7枚
・野菜:ほうれん草なら2束/キャベツなら1玉/ピーマンなら大入り2袋
4.レギュラー食材はいくらで買えるか計算する
レギュラー食材が決まったら、次はそれらを買ったらいくらになるかを計算しましょう。
ここで3,000円を超えているようならレギュラー品目を減らすか、安価な食材に置き換えます。
逆に3,000円を下回っているようであればレギュラー品目を増やしたり、そのまま変更せず余剰としておいたりしてもかまいません。
(例)momoの場合!
レギュラー食材と購入予定量
・納豆:3pcセットを5個
・豆腐:3pcセットを2個
・鶏むね肉:7枚
・野菜:ほうれん草なら2束/キャベツなら1玉/ピーマンなら大入り2袋
金額算出
・納豆(3pcセット):@79×5個=395円
・豆腐(3pcセット):@95×2個=190円
・鶏むね肉(2kg 約7枚入っています):980円
・野菜:ほうれん草1袋(3束入)→100円
キャベツ1玉→150円
ピーマン大入り2袋→@150×2袋= 300円
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計 2,115円
予算 3,000円
残金 885円 ←余ったお金は好きな食材を足す
5.スーパーを決める
レギュラー食材が決まったら、お買い物へ行くスーパーを決めましょう!
スーパー選びのコツはこちら。
- 商品価格が安いこと
- 自分の家から近いこと
- まとめ買いがしやすいこと
価格が安いのはもちろんですが、わざわざそのためだけに電車に乗る必要はありません。
仕事に疲れて帰ってきても行くのが苦にならない距離の安いスーパーを探しましょう。
もしあなたの家のちかくに業務スーパーや、肉のハナマサがあったらお勧めです。
ここまでついてこられた方、朗報です。
この計画まで終われば、1カ月15,000円食費をほぼ達成したと言えるでしょう!
自信をもって買い物へ行きましょう!
実行(お買い物編)
買い物の時に使えるプチ情報と注意事項を書いておきます。
これらを参考に、計画に沿ってお買い物をしましょう!
・通年安い野菜は逃すな(小松菜/ピーマン)
・冷凍食品は基本買わないが冷凍野菜は賢く買うこと
冷凍のほうが安い野菜:かぼちゃ/ブロッコリー/枝豆(むき豆のほうが便利)
・きのこは「安い・ボリューム」で買う
おすすめきのこ:えのき/しじみ/まいたけ
・タンパク質は基本肉で買う、魚は高い。
魚が食べたいときは閉店間際と金曜夜を狙え
・レジ横のお菓子や日用品は割高であることが多いから買わない
・レジ袋はお金の無駄遣い!エコバッグを持っていけ
・「お買い得品!」と値札が貼ってあっても必ず他の製品とも価格を比べること
・見切り品を買うときは腐っていないか要チェック
実行(食材保存編)
お買い物が完了したらせっかく買った食材を腐らせないよう保存することも大切!
ここでは食材を保存する簡単なポイントを伝授します。
冷凍できるものは冷凍する
もしあなたが1人暮らしなら、買ってきた食材を冷蔵保存だけで1週間過ごすのは難易度が高いです。冷凍庫を存分に活用しましょう!
私がよく冷凍保存している食材を冷凍方法とともにシェアしますね。
- 小松菜/白菜/キャベツ:一口大に切ってジップロックへ入れて保存
- きのこ:料理しやすい用バラバラにして数種類のキノコと混ぜ合わせ、ジップロックに入れて保存
- ピーマン/かぼちゃ:種を取り、好みの大きさに切ってジップロックへ入れて保存
- ブロッコリー/オクラ:一口大に切り分け、茹でた後水分を切ってジップロックへ入れて保存
- もやし(炒め物用):買ってきた袋のままフォークで空気穴を数か所あけて保存
- ショウガ/にんにく:「すりおろし」と「薄切り」の2つに分けてジップロックへ入れて保存
冷凍しづらい傷みやすい食材は工夫して保管する
レタス/トマト/イチゴ/ごぼうなどの根菜は冷凍すると味が落ちますので冷凍以外の方法で保管しましょう。安いので私がよく買う野菜で保存方法を紹介してみます。
- レタス/サラダ菜:一口大にカットし、湿らせたキッチンペーパーでちぎったレタスを包み、保存容器に入れて冷蔵保存
- トマト/いちご:へたを取ってなるべく重なり合わないように保存容器に入れて冷蔵保存
- ごぼう/じゃがいも等イモ:土をつけたまま新聞紙でくるんで冷暗所で常温保存。うちは家庭菜園をしているのでごぼうはそのまま土に突っ込んでおくこともw
- 大葉:カットされている茎の部分に湿らせたキッチンペーパーを巻き、ジップロックへ入れて冷蔵保存
- バジル:茎付きの場合は水耕栽培の要領で水に浸けて常温保存。すぐ根っこが生えてきちゃうので早めに食べます。
休みの日に作り置きおかずを作っておく
冷凍すると味が落ちてしまう食材や仕事の日に料理をするのがめんどくさい人は、お休みの日に作り置きのおかずを作っておきましょう。
これで食材を腐らせず、仕事で疲れていても簡単にご飯が食べられます!
作り置きにオススメなメニューはこちら。
- 筑前煮:根菜メインで野菜がたくさん食べられる
- きんぴら:私はいつも人参の皮と大根の皮を使って作ってる、結構おいしい
- 煮卵:これがあるだけで立派なメインおかず
- タンドリーチキン:ヨーグルトとカレー粉を使って下ごしらえまで終わらせればあとは焼くだけ!
『つくりおき食堂』というブログを運営しているまりえさんのレシピを重宝しています…
どれ作っても簡単だし本当においしいから見に行ってみてほしい。
いかがだったでしょうか?
これで食費1カ月15,000円達成です!買い物へ行くまでの準備が色々とありますが、慣れてくると頭の中でササッと組み立てられるようになるのでまずは始めてみましょう!
・買い物に行く回数は多くても週1回にする。
・自分にとって譲れないコア食材を決める。
・1カ月予算15,000÷5回=3,000円を1回の買い物予算とする。
・3,000円は米/調味料を買う。
・12,000円はコア食材+補充食材を買う。
・買った食材は腐らせない、無駄にしない。
以下は食費節約が楽しくなって「いろいろやってみた」なおまけです。
興味のある方はぜひどうぞ!
おまけ
最初は食費を抑えるために始めたはずなのに今やすっかり趣味と化していること2つをご紹介。どちらも簡単で試しやすいので興味のある方はやってみてね。
趣味①:再生野菜作り
買った野菜の切れ端を水に浸けたり土に植えたりして再生野菜を作っています。
スーパーで買わずにもう一回食べられるし、観葉植物としてかわいいしでドハマり。
お勧めはさつまいも/ネギ/三つ葉/サラダ菜ですね。簡単に育ちます。
これは冬の終わりに食べたサツマイモの切れ端を植えてみたもの。
食べられないけどアボカドもお勧め。
めちゃめちゃかわいいでしょ!うちのこ!!
趣味②:調味料自作
ちょっとした調味料なら自分で作れるのでは…?と思って簡単な調味料づくりに挑戦しています。最近作ったのは柚子胡椒。
本物は柚子+青唐辛子+塩で作るんですけど、どれもなかったので夏ミカンの皮+赤唐辛子で代用。さわやかな香りの柚子胡椒もどきができました!
こんどは塩こうじも作ってみたいな~!まだまだ挑戦です 🙂
以上おまけを語ってみたでした~。
それではまた。momo